内装工事から着工まで②

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ある事件とは・・

相見積もりをお願いしていた業者にはカギを渡したので店内を確認中に、

近くに住んでいる不動産屋がそれを発見してしまうのです。

烈火のごとく怒り、呼び出しの電話がかかってきました。

これは信頼関係であり、地元を愛することが必要なのだ!

よそ者なんかに相見積もりをお願いするとは何事なのだ!と。

こんな人には物件を貸せない!!とまで言われました。

(いや、相見積もりの方も地元の工務店さんですけど・・)

今となってはいろいろと冷静に考えることもできますが、

当時はせっかく決まったのに不動産屋の機嫌を損ねてしまったと焦り、

母親と菓子折りを持って謝罪に伺いました。

脅威ですよね。

26歳が未来を想像し、貯金を使い果たし、借金もしながら描いた夢が

不動産屋によって潰されそうになっているわけです。

しかもオーナーでもない不動産屋に拒否権なんてあるわけないのに・・

無知って怖いし、それをあの不動産屋ならどんな手を使ってもやりかねないからもっと怖いんです。笑

契約金も払った賃貸人が謝罪に行く不動産屋ってなんなんですかね。

今でも切なくなる話です。

そんなこんなで決裂しかけた話も無事に謝罪を受け入れて下さった?ので

気を取り直して私はそこでお店を始める準備にかかりました。

その後も反省したならうちで工事をさせろ!って説得が入るのですが、

さすがに最終金額の分からないところではお金もないので無理です。と半泣きでお断りしました。

その後は知り合いの工務店に予定の10万オーバーの170万で内装工事が完了しました。

諦めた工事もたくさんありましたが、不動産屋の暫定見積もりの半分以下でいろいろできました。

このことをきっかけに不動産屋からは周辺住民に悪い噂を流すなど、嫌がらせが始まります。

数年後に分かるのですが、不動産屋はいわゆる反社とのつながりも深く、

工務店の仕事もその一部だったようです。

一番親身になってくれたパートのおばちゃんの息子がまさに反社だったりもして、

当時は分からなかったですが、本当に工事はここでお願いしなくてよかったなと思っています。

ちなみにその息子さんは後日、うちの店に来店され暴れて警察沙汰になったのは言うまでもないです。

そんななかなかアレな不動産屋とは退店するまでいろいろな事件がありました。

こちらは順を追って全てお話していきます。

もちろん当時の私は知る由もなく・・

出だしはつまずいたけど工事も順調に進み、大きな未来を想像しては忙しい毎日を過ごしていました。

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