飲食店の閉店率は1年目で約3割。
2年目になると約5割が閉店し、3年目では7割の飲食店が閉店すると言われています。
そんな中、私はなんとか10年と半年という期間継続することができました。
意外です。
1年、いや3年続けば大成功と思っていた程度だったので・・
まずよく言われる1年目ですが、この売り上げを上回るのは実は5年目まで達成できませんでした。
それほど1年目はとにかく売り上げが良かったです。
なので初年度で売り上げが悪いようだとそれ以降は下降する一方なので
軍資金はかなりの額が必要となると思います。
2010年の1月にオープンしてから丸1年は開店フィーバー!
知り合いはもちろん、周辺住民含めてとにかく人が来ます。
何をするわけでもなく、どんどん集客できるので1年目の売り上げはかなり良かったです。
ちなみに私は特別に友人が多いわけでもなければ地元でもない土地でのオープンでした。
にも関わらず、年商1千万って楽勝なんだと当時は思うほど売り上げは好調でした。
でもそれは単なるお祝い金にすぎず、一時的な真新しさで集客できたものでした。
そこからはしっかり現実と向き合うことになるのです。
2011年、2年目が始まった3月に東日本大震災がありました。
地震の影響があったのかなかったのか2年目に入ってから急激に売り上げは落ち、
その下がり方は悲惨でした。
3年目に入った頃にはこのまま続くようなら閉店もやむを得ないと考えるほどでした。
しかし転機は4年目に起こりました。
なんとか4年目で売り上げが上向きに。少し明かりが見えてきたような感覚です。
そこから5年目に入り見事1年目の売り上げを上回ることができました。
逆にそこまで圧倒的な売り上げの1年目ということです。
その後は安定期というか順調に前年比超えを果たすことになります。
世間では初めの1年と言われていますが、
2年目、3年目に立ちはだかる大きな壁の方が辛いと思います。
耐え抜けたのは1年目の売り上げがあったからこそと言っても過言ではありません。
実は借金の多くも1年目を終えた頃には返済の目処が立っていたので、
本当に1年目の売り上げはとても重要となります。
また4年目への基盤となる土台造りができるか否かが重要だと思います。
今は苦しくても必ず報われます。
赤字が続いても自分を見失わないこと。
お客さんって結構みてます。
常に清潔を意識したり、真面目に丁寧な仕事をしていればきっとうまくいきます。
ぜひ負けずに頑張っていただきたいと思います。
コメント